大阪江坂ギターショップドルフィンギターズブログ

カポタストとチューニングについて

カポタストとチューニングについて



皆さんお使いのカポタスト。
色んな好みで使い分けされていると思いますが、音や軽さや手軽さ、ルックスなど色々ですね。

ちなみにRの形状によって選ばれてますか?
ギターによって指板のRは様々ですし、カポタストもメーカーや品番によって様々!なのでお持ちのギターの指板RとカポタストのRをチェックしてみると面白いと思います。

Radius(レイディアス)についてざっくりご説明しますと、
指板の横断面の表面の曲率(R)は、その曲線と一致する弧に対する半径で表されます。半径が小さい円ほどその曲線の 曲がり具合はきつく、半径の大きい円ほどその曲線は直線に近付きます。ですので、Rの値が大きいものほどRは緩く、Rの値が小さくなるほどRはきつくなりますね。

実際に計測してみましょう。
まずはGibson Acousticの指板Rですがおよそ12インチ(約304mm)となります。


続いてMartinの指板R、およそ14インチ(約355mm)です


さらに解りやすいよう、Martinの指板に12インチをあててみると・・・
Rが合っておらず、隙間がハッキリと確認できます。


これでざっくりGibsonは12インチ、Martinは14インチと判明しましたね。(*ただしヴィンテージ品など過去にリフレットされ、その際に指板修整を施しR形状が若干変更されている物もありますのでご注意を。さらにローやハイポジションによってRが異なる設計の物も近年増えてきましたね。)

指板R形状については製作者によって幅広く異なり、アコースティックギターでは約10インチ(254mm)から20インチ(508mm)〜と様々で、さらにクラシックギターや一般的なウクレレはほぼフラットと言えます。

カポタストにも「6 Strings Steel Guitar用」や「Classic Guitar用」と表記されていたり、また「Curve」や「Flat」と表記されているメーカーもあります。
当然、R形状のカポタストをクラシックギターには使えませんね。(きちんと押さえることができない)

ちなみに、Dunlop Capoでご説明しますと、こちらはCurve Type。
割とRがキツイのが解りますね。


続いて同じDunlopのFlat Type。


見ての通り全く合いませんね。過去にこの2種類があることをわからずにFlatを購入してしまい、「アコギで使用していてこのカポ何かヘンなんです!」という問い合わせがありました・・・。クラシックギター用のFlat Typeではアコギにはさすがに無理です!
皆さんカポタストを購入される場合にここだけは間違わないでくださいね!

さて、何をお話ししたかったかと言いますと、

指板RとカポタストのRが合っていることが望ましいですが、若干異なっていてももちろん使用できます。
ただしその際に気をつけていただきたいのはチューニング。
開放弦でチューニングをし、そのままカポタストを装着して演奏する方もいらっしゃいますが、それではチューニングが合わないことがほとんどです。なのでカポを使用する際は必ず!装着してからもチューニングをしましょう。

Rが合わなければ合わないほど、装着時は音がズレています。
最も理想的なのは、ギター本体のオクターヴピッチが高い精度で合っていること、フレット頭が揃っていること、そして指板RとカポタストRが合っていること。
これらが整っていると装着時にさほど違和感ないでしょう。

アコースティックギターは構造上どうしてもオクターヴピッチが微妙に合わない楽器です。
なのでそれらを理解した上で弾いていただけたらと思います。
またチューニングはチューナーを使用する際に目だけで確認するのではなく、耳でも確認しましょう。
チューナーの表示のみを頼ると耳が育たず、音程のズレに気づきにくくなります。

意識的に音程を覚えるようにし、目と耳でチューニングをしましょう。
開放弦をチューニングした後は何カ所かのポジションを鳴らして確認し、ほど良い響きのピッチに合わせられると聴感上色んなギターに対応できるようになりますので。

なぜチューニングに拘るかと言うと、ピッチが整った和音の響きはもの凄い+アルファが生まれます。6弦すべてのハーモニーが揃うと倍音やサウンドの美しさ、表現力のUPなど、聴き手には素晴らしい効果があります。
これがチューニングが合っていないとやはり上手くは聴こえないでしょうから。

文章だとざっくりとしかお話しできないので、お悩みご相談のある方はぜひ店舗までお越し下さい。
ギターをお持ちいただけたら指板Rもすぐに計測させていただきますのでお気軽に!


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