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"Maton Musical Instruments Company"

1946年に社名が現在の"Maton Musical Instruments Company"になり、その後工場をカンタベリー、ベイズウォーター、そしてメルボルン・ボックスヒルへと工場の規模を拡大しながら拠点を移し、オーストラリアを代表するギターブランドへ成長しました。自国の素材を尊重した個性を放つラインナップは、世界中で愛用者が増え続け、今や世界的なビッグブランドとなりその勢いは止まりません。



"MASTER BUILT -マスタービルト-"

メイトン社の中でも最も経験豊富なマスタービルダー達によって製作される、最上級グレードのラインナップです。設計の細部に至るまであらゆる部分を洗礼し、各マテリアルはマスタービルダーによって厳しく選定され、ヴォイシングされます。正にメイトン80年の歴史の結晶であり最高傑作です。



本器は現オーナーであるLindaとメイトン社の長い歴史を称えたモデル、MASTER BUILT - L.E.May。創始者であり、Lindaの父であるBill Mayにちなんで命名されたカスタムショップ"W.A.May"の後継機種です。



トップ：ヨーロピアンスプルース

サイド＆バック：フィギャードオーストラリアンブラックウッド

ネック：フィギャードクイーンズランドメイプル

ブリッジ：エボニー

指板：レシオ

ペグ：グローバーゴールド（パールボタン）

その他：44.1mmナット幅、647.7mmスケール、サテンボックスバインディング、フィルミアナティンバーロゼッタ、ピンストライプトリム、AP5-Pro搭載



L.E.MayはW.A.Mayの後継モデルとして製作された、トラディショナルシェイプ＋深胴ボディーのカッタウェイモデルです。1940年代のオリジナル･メイトンをモデルにしたやや小さめのヘッドストックで、ピンストライプで縁取られたデザインが特徴的です。アール･デコ調のパール･インレイはそのまま残し、エボニーのヘッドプレートはイエローウッド･アッシュで縁取られています。



サウンドボードは厳選された厚めのヨーロピアン･スプルース、バックとサイドはビクトリアン･ブラックウッドを採用。ネックにクイーンズランド･メイプル、指板とブリッジはエボニー。バインディングにサテン･ボックス、パーフリングにBWBストライプ、サウンドホールにはギターと完璧に調和する木製ロゼッタが施されています。ブレイシングはトップ材と同じヨーロピアン･スプルース材を使用し、最大限のパフォーマンスを発揮する"A"シェイプを採用。正確な音響特性を実現するためにスキャロップ加工が施されています。

最上級のブラックウッドは反響も素晴らしく、天然のリバーブが感じられる芳醇な響きです。音色はかなりクリアで、ストローク時の清涼感が気持ち良いです。木目・色合いは一見ハワイアンコアに見えるこの材は、同じ"アカシア属"であります。見た目は極似でもサウンドニュアンスは異なります、ブラックウッドの方がローミッドに厚みを感じるサウンドです。

もちろん、AP5 PROピックアップシステムと、各弦毎にギア比を最適化させた新採用のRatioオープンバックペグが搭載されています。

父から娘へ、メイトン史の継承を形にした重要なモデル、ぜひあなたの手で響かせてください。



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