LAURENCE JUBER・CD・DIFFERENT TIMES(2001)
■前作のビートルズ作品集『LJ Plays The Beatles』が各方面から大好評だったロウレンス・ジュバー
。
全13曲中、11曲で彼のオリジナル作品が収められており、新曲がたっぷり聴けファンとしては嬉しい限り。
本作も半数以上の作品でDADGADチューニングを使用(他はレギュラー・チューニング)。
ベテラン・ミュージシャンのピーター・アースキン(percussion/drumsとドメニック・ジェノヴァ(upright bass)が大半のトラックに参加しているが、控えめなプレイでソロ・ギターに耳を傾けたいファンにもそれほど気にならないのではないだろうか。
リズム・セクションが前に出る12曲めで、ロウレンスが彼等とのコラボレイションを自由に楽しんでいるのが伝わってくる事を考えれば、彼が本作でリズム・セクションを加えたかった必然性をファンなら理解できる筈。
で、気になるカヴァー作品は「My Love」と「My Girl」。
前者はポール・マッカートニーのウィングス時代の大ヒット曲。
このスローなナンバーを有名なギター間奏でのアレンジも見事にプレイ。
後者はテンプテーションズの余りに有名なR&Bヒット曲。
いずれもフィンガースタイルのギター1本による演奏で、この2曲は特にギター・ファン必聴だ。お薦め盤。
[収録曲]
- My Love
- Leaning Post
- The Spider Shuffle
- Just Out Of My Reach
- My, My, My
- Dancing On Stream
- Gate
- My Girl
- You're The Only One
- Casaglia
- Off The Leash
- Vine Street Blues
- Different Times