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カナダを代表する手工ギター･メーカー、LARRIVEE（ラリビー)。

1960年代後半、Jean Larrivée（ジャン・ラリビー)はクラシックギター製作からキャリアをスタートしました。70年代初頭より独自のアコースティックギターを製作し、今や世界的なブランドにまで成長し、William "Grit" Laskin、Sergei de Jonge、Linda Manzerなど今や世界的なルシアー達も若き日に在籍していた名門でもあります。

本器はあのトミー・エマニュエルも愛用する16インチ幅のオリジナルモデル、C-10 Custom 12 Fret Angel。本人使用機のドンズバモデルを当店が特注しました。



トップ：シトカスプルース

サイド＆バック：インディアンローズウッド

ネック：マホガニー

指板：エボニー

ブリッジ：エボニー

ペグ：JCL 18:1

その他：12Fジョイント、エンジェルヘッドストック、トーチ＆ウィング指板インレイ、アバロンロゼッタ＆パーフリング、フローレンタインカッタウェイ。



ラリビーといえばこのC-10シェイプを思い描く方も多いはず。ベースはC-10ですが、ボディや指板のバインディングが変わり、ピックガードレスになるだけでも随分と印象が違って見えます。

ヘッドにはエンジェル、指板はトーチ＆ウィングインレイで綺麗に飾られております。

どの角度から見てもため息が出るような美しい仕上がりです。見た目の美しさもさることながら、音色の素晴らしさも流石のラリビー。

ラリビーの全てのモデルに共通する素晴らしい透明感がさらに磨かれている印象。甘く伸びやかで、高温の煌めきも多分に含んでいるとてもリッチな響きです。

12フレットジョインとの本器はその特徴をより増幅したかのように、大変豊かでプレイヤーを優しく包み込んでくれるでしょう。

写真は2022年1月某日、トミー本人が偶然ラリビー社を訪れ、製作中のトップ材を片手に写真を撮ってくれました。右に写るのはジャン・ラリビー氏です。

モデルはC-10 Custom 12 Fretですが、本器のラベルはラリビー氏が気を利かせてくれたのか、先日発売されたトミーシグネイチャーモデル「The C03R-TE」の直筆サイン入りラベルが貼られております。

眺めているだけで幸せなギター、一生モノのプレミアムギターです。




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