OGINO GUITARS
富山県高岡市に工房を構えるルシアー、荻野裕嗣 (OGINO Hiroshi)主宰のOGINO GUITARS。
日本を代表する製作家・杉田健司氏のもとで木工とギター製作の基礎を学び、その後、アメリカの名工 Ervin Somogyi 氏に師事。伝統的な手工技術と、音響を理論的に捉える緻密なアプローチを融合させながら、一本一本の楽器に独自のサウンドキャラクターを与えています。
ただ美しい工芸品であるだけでなく、プレイヤーが求める音のイメージに深く寄り添う点にあります。トップ材の厚み、ブレイシングの削り込み、ボディ全体の反応を細かく見極めながら生み出されるサウンドは、豊かな倍音、素早いレスポンス、そして弾き手のニュアンスを自然に引き出す表現力を備えています。
OGINO GUITARSの世界的なルシアーから受け継いだ音作りの思想とそのサウンドメイクの密度は、プレイヤーたちを魅了し続け、確かな存在感を放っています。
ルシアー
富山県高岡市を拠点に活動するギター製作家。大学では機械工学を学び、もともと持っていたものづくりへの関心とギターへの情熱が結びついたことをきっかけに、アコースティックギター製作の道へ進む。
富山県のギター製作家・杉田健司氏に師事し、刃を研ぐところから木工の基礎を学ぶ。その後、アメリカへ渡り、世界的なアコースティックギター製作家 Ervin Somogyi 氏のもとで研鑽を積み、トップ材やブレイシングが音に与える影響、楽器全体をひとつの振動体として捉えるサウンドメイクの思想を吸収。
帰国後、自身のブランド OGINO GUITARS を立ち上げ、材料選定から木工、塗装、最終調整までを一貫して手がける。手作業による繊細な感覚に加え、周波数解析などの客観的な視点も取り入れ、プレイヤーが求める音を形にするオーダーメイドのギター製作を追求。完成したギターには女性の名前を与えるなど、一本一本を固有の存在として扱う姿勢にも、荻野氏の楽器作りに対する誠実なまなざしが表れています。
モデル
OGINO GUITARSの中心となるボディサイズ。一般的なマーティンのOMサイズを基準にしながらも、ローワーバウト幅やボディ厚をわずかに大きく設計した、荻野氏独自のOMスタイルです。
抱えた際に大きすぎない取り回しの良さを保ちながら、通常のOMサイズ以上の低音の深さ、音の押し出し、豊かな倍音感を備えている点が特徴。フィンガースタイルでの繊細なタッチはもちろん、フラットピックでのストロークやリードプレイにも対応できるレンジの広さを持っています。
音の立ち上がりが速く、各弦の分離感にも優れているため、ソロギターや現代的なフィンガースタイルを中心に、幅広いプレイヤーに扱いやすいOGINO GUITARSの基本形と言えるボディサイズです。
OGINO GUITARSのOMボディをベースに、ハイポジションへのアクセス性を高めたカッタウェイ仕様。OMならではのバランスの良さ、レスポンスの速さ、抱えやすさを受け継ぎながら、演奏性をさらに拡張したモデルです。
カッタウェイを備えることでハイポジションでのフレージングがスムーズになり、ソロギター、インストゥルメンタル、ジャズ的なコードワークなど、よりテクニカルに指板全体を使うプレイヤーに適しています。
単に演奏性を高めるだけでなく、OGINO GUITARSらしい音の深さや押し出し感も損なわず、繊細なニュアンスから力強いアタックまで自然に表現できる、実用性と芸術性を兼ね備えたスタイルです。










