MORRIS
SC-741 地杉黄檗

ルシアー 森中 巧の手によって仕上げられた "Japan Forest Series"。宮崎県産の地杉(ジスギ)と黄檗(キハダ)を使用し、日本産木材の可能性を追求した素晴らしい一本。
DESCRIPTION
フォークブームを牽引し、現代ではフィンガースタイルギターの大定番ともなっている、アコースティックギターを語る上では欠かせないブランド、MORRIS。
幅広いラインナップを持つMORRISですが、本器は日本の職人が日本の木材を使用し、日本をテーマに作品化することをコンセプトとした新たなシリーズ、"Japan Forest Series"。本器は、そのシリーズの中でも最高峰に位置し、ルシアー森中 巧(もりなか たくみ)氏が全て一人で製作し、宮崎県産の素材をボディに用いたシンボディモデル SC-741 地杉黄檗。
トップ:宮崎県産 地杉(ジスギ)
サイド&バック:宮崎県産 黄檗(キハダ)
ネック:ホンジュラスマホガニー
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
ペグ:ゴトー
その他:44mmナット幅、652mmスケール、牛骨ナット&サドル、AXLブレイシング
モーリスのマスタールシアー、森中巧氏によって全工程ハンドメイドにて製作される「LUTHIER MADE PREMIUM」シリーズにおいて、日本産木材の可能性を追求した特別仕様モデルの本器。
トップ材には宮崎県産の地杉(ジスギ)、サイド&バック材には黄蘗(キハダ)を採用。いずれも日本の風土が育んだ木材であり、それぞれの個性を活かした独自の響きを実現しています。
地杉は、古くから建築用木材として使用されてきた純国産杉。耐久性が高く、狂いが少ない特徴から建造物に広く利用されています。深い森で樹齢を重ねた杉らしい端正で力強い木目が現れ、この地杉が持つ、素朴な力強さをそのままサウンドに表現されています。
黄蘗という名は、内皮(樹皮を剥がした内側の部分)の色が黄色であることからついた名称。その色は、「黄蘗色(きはだいろ)」と呼ばれ、日本の伝統色のひとつとして知られています。平安時代には、衣装や紙の染色、格式ある装束にも用いられた由緒ある色彩です。
その優美な風合いをもつ木肌は、自然で上品な佇まいを演出し、ルックス面でも他に類を見ない存在感を放ちます。本器では、厳選された国産の黄蘗材をボディに使用。軽量でありながら、適度な硬さとしなやかさを兼ね備えた理想的な国産木材として採用されています。
Sシリーズと比較して、薄型のボディサイズであることを忘れさせるような鳴りの良さは、驚くべきポイント。爽やかに留まることなく抜けていく力強い低音、柔らかで弾力のある中低音域、透明感のある伸びやかな高音域、それでいてタイトに仕上がっており、今まで体験してきたどの材にも属さない、国産材の個性が輝く、非常に興味深いサウンドに仕上がっています。タッチへの反応も非常に良く、速いフレージングでもしっかりとついてきてくれます。
日本の職人が日本の木材を使用し、創り上げた SC-741 地杉黄檗。
和材ならではのオリエンタルな雰囲気のルックスは、所有欲を引き立たせ、手に取ればその響きと存在感にきっと心惹かれるはずです。
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Specification
Condition | Brand New |
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Top | Solid Japanese Ceder (地杉) |
Side & Back | Solid Kihada (黄檗) |
Neck | Honduras Mahogany |
Finger Board | Ebony |
Bridge | Ebony |
Bracing | AXL (Lattice Bracing) |
Back Construction | 2p |
Neck Width At Nut | 44mm |
Scale Length | 652mm |
Tuning Machine | Original/Gold |
Case | w/OHC |