IWASHITA MANDOLINS&GUITARS

DESCRIPTION

山梨県の若手ルシアー、岩下 寛（いわした ゆたか）。本器は、優美で立体的なボディラインを持つF-5 (Torrefied)。

トップ：トリファイドアディロンダックスプルース
サイド＆バック：トリファイドメイプル
ネック：トリファイドメイプル
指板：エボニー
ブリッジ：エボニー
その他：シェラックフィニッシュ、ウッドピックガード

トップは上質のアディロンダックスプルースを、サイド&バックに綺麗な杢を持つメイプルを使用、非常に優美なアーチのラインは、木の振動を妨げる事の無い、伝統的な”削りだし製法”で仕上げられております。
フィニッシュは、非常に手間のかかる、”シェラック”を採用、その薄さ故にウェザーチェックや傷が入りやすく大変デリケートですが、ボリューム感のあるウッディでまろやかな響きになり、弾き込む事で味わいが増していくことでしょう。
そして適度にアールの付いたフィンガーボードは、プレイビリティを向上させます。弦高も低めにセットアップされており、長時間の演奏もまったくのストレスフリーです。
小さめのドットポジションは、全体的にスマートな印象を与え、可愛く綺麗なスクロールの仕上げや先端まで徹底的に丸められたフレットのエッジなど、眺めているだけでも嬉しくなるマンドリンです。

今回はトリファイド材（木の細胞構造を科学的に変化させる事で、ヴィンテージのような温かみのあるサウンドを再現する特殊加工方法）をボディ&ネックに採用、音圧や高音のきらびやかな質感など美味しい部分がぐっと引き出され、楽器としての理想的なサウンドが楽しめる完成度を誇ります。

日本でも非常に少ないハンドメイドのマンドリン工房、この”味わい”は手に取ったプレイヤーにしか分からない魅力でしょう。一生モノに相応しい作品を是非！

※本商品の塗装はラッカーと比較するとかなりデリケートになっております。特に夏場や湿気・気温の高い場所で塗装の変化が起こりやすく、スタンド（ネックやボディに密着する箇所）やケース内部の内張、クリップ式チューナー（ゴムの部分）と反応を起こす事があります。シェラック塗装の特性となり、これらは保証対象外となりますのでご了承下さい。もちろん演奏上の問題はございません。
演奏後は、ペグに紐をくくり付け、壁に引っ掛けるなど、ネックやボディに接する箇所を極力減らしケース保管はなるべく避けて下さい。
ポリウレタンやラッカー塗装と比較すると扱いが難しいですが、ウッディでまろやか、木の温かみが感じられるトーンは、シェラック塗装でしか味わえないものとなります。