HIRO EBATA

DESCRIPTION

神奈川県に工房を構えたいた、ヒロ・エバタ。
2004年よりErvin Somogyiに師事、帰国後、2006年に自身の工房を設立しオリジナルギターを製作していました。
本器はその初期の作品、オリジナル・ドレッドノート・カッタウェイStyle-D Cutawayの2006年製USED品。

スプルース・トップ、インディアン・ローズウッド・サイド＆バック、ホンジュラス・マホガニーネック、エボニー指板、マダガスカル・ローズウッド駒、シャーラー糸巻き。トップのスプルースは木目の見た目から判断すると、おそらくヨーロッパ産かと思います。

ソモギのエッセンスをストレートに取り入れた印象の珍しい個体。ブリッジの形状や質感、PGシェイプ、ラミネイトナットなど、後の作品とは雰囲気が違い、ソモギ工房の色が濃く残っています。
ボディ容積は一般的なドレッドノートとほぼ同一ですが、若干絞ったウエストは従来のダイナミックなサウンドに加え、より繊細で引き締まった音を表現しています。
重厚できらびやかなクリアサウンド、音量もたっぷりあり、ソロスタイルでのスローなメロディをゆったり響かせると非常に心地よい響きです。
極薄塗装ゆえの浅いキズは所々にございますが、全体的には使用感の少ない綺麗な個体です。
現在はもう製作されておらず、総本数も少ないブランド、さらに初期の作品は希少です。