MORRIS
S-JF SEN
日本国内の希少な木材を用いて製作する "Japan Forest Series"。宮崎県産の地杉(ジスギ)と栴檀(センダン)を使用し、日本産木材の可能性を追求した一本。
DESCRIPTION
フォークブームを牽引し、現代ではフィンガースタイルギターの大定番ともなっている、アコースティックギターを語る上では欠かせないブランド、MORRIS。
幅広いラインナップを持つMORRISですが、こちらは日本の職人が日本の木材を使用し、日本をテーマに作品化することをコンセプトとした新たなシリーズ、"Japan Forest Series"。
本器は、宮崎県産の素材をボディに用いた S-JF SEN。
トップ:宮崎県産 地杉(ジスギ)
サイド&バック:宮崎県産 栴檀(センダン)
ネック:マホガニー
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
ペグ:ゴトー
その他:44mmナット幅、652mmスケール、牛骨ナット&サドル、XXブレイシング、
トップ材には宮崎県産の地杉(ジスギ)、サイド&バック材には栴檀(センダン)を採用。いずれも日本の風土が育んだ木材であり、それぞれの個性を活かした独自の響きを実現しています。
地杉は、古くから建築用木材として使用されてきた純国産杉。
ギター界で杉と聞くと、ウェスタンレッドシダーをイメージしますが、こちらはヒノキ科ネズコ属。これは明治時代に国産杉の代替え材として輸入された時、見た目が杉に似ているため"米杉"と呼ばれたことに由来しており、本器に使われている国産地杉は学名:Cryptomeria japonicaの示す通り、スギ属の日本の固有種です。
耐久性が高く、狂いが少ない特徴から建造物に広く利用されています。深い森で樹齢を重ねた杉らしい端正で力強い木目が現れ、この地杉が持つ、素朴な力強さはそのままサウンドに表現されています。
栴檀(センダン)は、古来より「楝(あふち)」とも呼ばれ、「万葉集」や「枕草子」といった古典文学にもその名を残す樹木。本器には厳選された九州・宮崎県産の栴檀材をボディに使用しています。
軽量ながらも適度な硬さとしなやかさを併せもち、柔らかく繊細な中高音域に加え、豊かに響かせるのが特長です。アルペジオでは一音一音が澄み渡るように美しく響き、コードストロークでは優しい音色の中にもしっかりとした輪郭が感じられる、まさに理想的な国産木材です。
「S」の名を冠してはいますが、実はSシリーズと比較して5mmほど、ボディ下部が薄く、バックブレイシングもSシリーズ本来のXブレイシングではなく、ラダーブレイシングを採用しており、栴檀材を使う上でモーリスが考えるベストな設計を採用しています。
また、デザインにおいても、12フレットに新たなデザインのインレイを採用。ヘッドやブリッジ形状も新たにリデザインしており、モーリスのJapan Forest Seriesにかける想いも伝わってくるルックスに仕上がっています。
薄胴ながら野太くタイトな響きは、レギュラーチューニングはもちろん、変則チューニングにおいての低音の再生能力が非常に高く、今まで体験してきたどの材にも属さないサウンド。タッチへの反応も非常に良く、速いフレージングでもしっかりとついてきてくれます。
日本の職人が日本の木材を使用し、創り上げた S-JF SEN。
和材ならではのオリエンタルな雰囲気のルックスは、所有欲を引き立たせ、手に取ればその響きと存在感にきっと心惹かれるはずです。
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Specification
| Condition | Brand New |
|---|---|
| Top | Solid Japanese Ceder (地杉) |
| Side & Back | Solid Sendan (栴檀) |
| Neck | Mahogany |
| Finger Board | Ebony |
| Bridge | Ebony |
| Bracing | X-Bracing(Double X) |
| Back Construction | 2p |
| Neck Width At Nut | 44mm |
| Scale Length | 652mm |
| Tuning Machine | Gotoh |
| Case | w/OHC |


