C.F.Martin
D-35
実はファンの多い、優しいサウンドのドレッドノート。
DESCRIPTION
1965年から生産が開始されたD-35。元はと言えば当時のハカランダ枯渇により生まれた3ピースバック構造のD-35ですが、インディアンローズウッドになってからもその見た目、サウンドから現代もなおファンの多いモデルです。2015年には発売50周年記念として「D-35 Jacaranda 50th Anniversary model」も発売されました。
本器はそんなD-35の1979年製ヴィンテージ。
シトカ・スプルース・トップ、インディアン・ローズウッド・サイド&3ピースバック、マホガニー・ネック、エボニー・フィンガーボード&ブリッジ、シャーラー糸巻き。
D-28との決定的な違いは、D-35のトップバックのブレイシングに00や000に用いられる細いものが採用されている点。それにより生み出される繊細で甘いサウンドは、3フィンガーでのきらびやかな高音域、特にそのバランスの良さと優しい音色は「歌もの」の伴奏に於いてはピカイチでしょう。
なんとなく3ピースバックに意識が行きがちですが、サウンドの好みで"ニッパチ"と"サンゴー"を探してみるのもヴィンテージマーチンの楽しみ方の一つです。
また、ボディサイドにも細かいストライプのトリムが入り、指板までバインディングで飾られたD-35は、抱えた時に好きな方にはグッとくる眺めです。白セルに黒のサイドポジですので視認性も良好。
全体的に年式相応の使用感や、ウェザーチェックも現れており、十分にヴィンテージの雰囲気を楽しんでいただける一本です。ネックコンディションはすこぶる良好で、現代的な弦高にセットされており、さらにはL.R.Baggsの現行モデル、Lyricも搭載しているのでとても実用的なヴィンテージと言えるでしょう。
そろそろヴィンテージマーティンを一本、いかがでしょうか。
Specification
Year | 1979年 |
---|---|
Condition | EX+ |
Body | Dreadnought |
Top | Solid Sitka Spruce |
Side & Back | Solid Indian Rosewood |
Neck | Mahogany |
Finger Board | Ebony |
Bridge | Ebony |
Bracing | X-Bracing |
Back Construction | 3p |
Neck Width At Nut | 1-11/16"(約42.86mm) |
Scale Length | 25.4"(約645.16mm) |
Tuning Machine | Schaller |
Rosette | Black & WhIte |
Pick Guard | Black |
Pick Up | L.R.Baggs・LYRIC |
Case | w/OHC |
修理・改造履歴 | ブリッジピン交換、ピックガード 交換、他詳細はお問い合わせください。 |