C.F.Martin

DESCRIPTION

1977年、アーチトップギターをモチーフにデザインされたやや大型のボディシェイプが特徴的なM-38は、Dサイズに相当する16インチ・ボディ幅に、000サイズのボディ厚を持たせたマーティンの数あるラインナップの中でもユニークなモデル。90年代に一時カタログ外になりましたが、2000年代に再生産されたり、2018年のマーティンビッグマイナーチェンジ以降にはM-36がスタンダードモデルとして復活しております。
本器はその初期にあたる1979年製のヴィンテージ品。

シトカ・スプルース・トップ、インディアンローズウッド・サイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板＆ローズウッド駒、シャーラーペグ搭載、オリジナル・アンダーフィニッシュ・ピックガード。

このモデルの特徴の一つとも言えるアバロン・ロゼッタと、この年代ならではの淡いブラウン・カラーのピックガードの組み合わせが美しいです。マルチストライプストリムやヘッドまで巻かれたバインディングも独特の雰囲気を放っております。
大型ボディ特有の厚みのある大きな低音は決してぼやけることなくタイトに響き、全体のバランスがとても良く、まさにOMをひとまわりビッグスケールにしたマーティンサウンドをお楽しみ頂けます。
トップにはお約束のマーティンクラック補修後がございます。また、ブリッジ高音弦側には長めのクラックがございますが、こちらは大変綺麗に閉じてリペアされており、表からはパッと見分かりにくいレベルです。
トップ全体に非常に細かくびっしりと現れたウェザーチェックが激渋な表情で、ビンテージマーティンの魅力をたっぷりと味わえる一本です！