TODA GUITARS

DESCRIPTION

滋賀県の米原市に工房を構える実力派ルシアー戸田真次によるTODA GUITARS。
戸田氏は30年以上のキャリアがあり、現在もトップクラスの人気を誇る実力者で、ウクレレ、エレクトリック、アコースティックギター製作は元より、ナイロンギターやハープギター、多弦楽器などなど独創的な楽器を生み出す奇才です。
本器はニューモデルSumerian（シュメイリアン）。

トップ：ハワイアンコア
サイド＆バック：ハワイアンミロ
ネック：ホンジュラスマホガニー
指板：エボニー
ブリッジ：エボニー
ペグ : ゴトーSGi510
その他：36mmナット幅、432mmスケール、ウォルナットバインディング

エイリアンとVTのハイブリッドシェイプを持つテナーモデル。
察しの良い方はここで気づくと思いますが、そう、古代メソポタミアに突如として現れ高度な文明を築いた、シュメール文明をコンセプトにしたモデルです。シュメール人はその来歴が分かっておらず、独自の言語を使い、太陰暦、六十進法、建築、医療、治水、行政、そして何より現代をも凌ぐと言われる極めて優れた天文学の知識を持っていました。シュメール人は信仰の対象である天の神々"アヌンナキ"によって創られたと言われ、その神々はまさに宇宙人そのものだったのではないかというミステリアスなお話です。戸田氏はエイリアン（宇宙人）と通常のVTモデルを地球人（シュメール人）と見立て、そのハイブリッドモデルということで、Sumerian（シュメイリアン）と名付けられました。
一見エイリアンシェイプに見えますが、少し直線的で、スッキリとした印象です。サウンドホールもVTのサークルとエイリアンのリトルグレイ型を掛け合わせたモダンなデザインです。
トップはハイグレードなハワイアンコアを使用し、サイドバックには戸田氏お気に入りのハワイアンミロが組み合わされています。ハワイアンミロはコア同様、神聖な木材として扱われ、見た目が美しいだけではなく、強度や経年による耐性も強く、カヌーのボウルや家具などで親しまれております。
楽器用材として日本への入荷は少なく、ウクレレとしてもなかなかお目にかかれないトーンウッドです。
戸田ウクレレのサウンドメイキングは、ウクレレでは数少ない精密なXブレイシングを採用し、ネックジョイントもギターに見られるダヴテイルジョイントをそのままウクレレサイズにアレンジしております。これらは非常に手間がかかる工法ですが、伝達効率、剛性など楽器には有利な点の多い伝統技術です。
輪郭をはっきりと感じながらも、太く艶やかなサウンドはまるでクラシックギターのような豊かな響きで、トダウクレレでしか味わえない特別な魅力でしょう。ふくよかなストロークサウンドも素敵ですが、ソロスタイルをメインとするプレイヤーには間違いなくお奨めできる逸品です。
世界最大のミステリー"人類最古の文明"をテーマにした傑作を奏でながら、星を眺め、悠久の時を感じてみてください。

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