Gibson

DESCRIPTION

1940年代以来のベストセラーモデル。多くのアーティストから「ザ・ワークホース」というあだ名で呼ばれているギブソン人気機種 J-45。
本器は1960年製のヴィンテージ品。美しい3トーンサンバーストが色濃く残る素晴らしいコンディションの個体です。

トップ：スプルース
サイド＆バック：マホガニー
ネック：マホガニー
指板：ハカランダ
ブリッジ：ハカランダ
ペグ：クルーソン
その他：43mmナット幅、628mmスケール、ラージPG仕様、アッパーベリーブリッジ、艶有りセラミックサドル

製作されてから約63年が経過しているにもかかわらず、このコンディションを保っていることに驚きです。同年代のヴィンテージギブソンの中でもかなりコンディションの良い個体と言えるでしょう。
現在の復刻版J-45に採用されているトライバーストの元になったカラーであり、今もなおここまで赤みが残る個体は大変貴重で、塗装面には程よく艶も残り、ウェザーチェックは見られますがかなり少なく、長年の保管状態が良かったのだと考えられます。
PGに沿ってトップのクラック補修は見られますが、さほど目立たず、ダメージも小さく、内部のクリート補強はありませんが、このまま問題なくお使いいただけます。

オリジナルペグはやや硬さも感じ、スムーズではありませんがチューニングも行えます。演奏性も重視される場合はオリジナルペグを外して保管し、見た目はヴィンテージ・機能性は新品のエイジド加工されたクルーソンに載せ換えするのも良いでしょう。
ナットは牛骨にて近年に作成交換されており、開放弦の音詰まりも感じさせない出音でとても良い状態です。その他ブリッジピン交換、ネックヒール部にストラップピンが装着されております。
フレットは58年頃から採用された幅広の、いわゆるギブソンサイズのオリジナルフレットです。ネックシェイプは前年の59年と比較しても明らかに厚みの違いを感じさせ、いわゆる60年製ネック厚であり、ヴィンテージギブソンの中でも比較的薄手と言えます。
アジャスタブルロッドも十分に機能し、ネックコンディションも良く、ボディ内部も綺麗な状態であり、ブリッジプレートの補修もありません。

このコンディションにして、サウンドも見事なほどの鳴りを感じさせ、アジャスタブル・セラミックサドルならではのキレの良さ、コードストローク時の明瞭さ、分離感と素晴らしいバランスです。

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