DESCRIPTION
1965年から生産が開始されたD-35。元はと言えば当時のハカランダ枯渇により生まれた3ピースバック構造のD-35ですが、インディアンローズウッドになってからもその見た目、サウンドから現代もなおファンの多いモデルです。
本器はそんなD-35の1973年製、2オーナー極上ヴィンテージ。
トップ:シトカスプルース
サイド&バック:インディアンローズウッド3p
ネック:マホガニー
指板:エボニー
ブリッジ:エボニー
ペグ:グローバー
その他:43mmナット幅、645mmスケール、ブラックピックガード、指板バインディング、サイドパーフリンング
D-28との決定的な違いは、D-35のトップバックのブレイシングに00や000に用いられる細いものが採用されている点。それにより生み出される繊細で甘いサウンドは、3フィンガーでのきらびやかな高音域、特にそのバランスの良さと優しい音色は「歌もの」の伴奏に於いてはピカイチでしょう。
なんとなく3ピースバックに意識が行きがちですが、サウンドの好みで"ニッパチ"と"サンゴー"を探してみるのもヴィンテージマーチンの楽しみ方の一つです。
また、指板をぐるりとバインディングで飾られたD-35は、抱えた時に好きな方にはグッとくる眺めです。白セルに黒のサイドポジですので視認性も良好。また、サイドにもマルチプライパーフリングがあり、こういったプレイヤーからの景色でも楽しめる細やかな装飾もStyle-35の魅力です。
サイドのボトムに、ぶつけた際に生じたと思われる凹み(リペア済み)がございますが、使用上は問題ございません。お約束のピックガード交換はございますが、弦高も比較的低めで、とても弾きやすいです。全体的に目立つ傷も少なくこれまでの経歴を把握できている2オーナー品らしい保管状態の良い一本、D-35の魅力をぜひ体験してみてください。
MARTIN ストック一覧はこちら
Specification
| Year | 1973年 |
|---|---|
| Condition | EX+ |
| Body | Dreadnought |
| Top | Solid Sitka Spruce |
| Side & Back | Solid Indian Rosewood |
| Neck | Mahogany |
| Finger Board | Ebony |
| Bridge | Ebony |
| Bracing | X-Bracing |
| Back Construction | 3p |
| Neck Width At Nut | 1-11/16"(約42.86mm) |
| Scale Length | 25.4"(約645.16mm) |
| Tuning Machine | Grover |
| Rosette | Black & WhIte |
| Pick Guard | Black |
| Case | w/HC |
| 修理・改造履歴 | PG交換、 詳細はお問い合わせください。 |






